皆さんは、洋服ブラシを使ったことはありますか?実は冬のファッションアイテムのお手入れと切っても切れない関係にある洋服ブラシ。長く使うためにも、洋服ブラシでのお手入れはとても大切なのです。
今まで洋服ブラシを使ったことがないという方は、たくさん種類があって何を基準に選べばいいかわからない…。自分の持っているアイテムにあうブラシは一体何だろう?そもそも、なぜ洋服ブラシがケアに重要なの?など、悩みや疑問は尽きないと思います。
実際にブラシを持っているけど活用し切れていない方は、正しいブラシの使い方を知りたい!今持っているブラシでお手入れを続けて問題ないかもわかります。
この記事を読み終わる頃には、あなたもご自身にぴったりの洋服ブラシを選ぶことができるようになれるでしょう。
洋服ブラシを使うメリット
まずは、なぜ洋服ブラシを使うことが大切なのでしょうか。今までブラシを使ったことがない方だと、どうやって使うかもピンとこない方もいるかもしれません。ここではまず、洋服ブラシでのお手入れの重要性とメリットを解説していきます。
毛玉を防ぐことができる
今まで一度はニットやコートに毛玉ができたことがある方も多いのではないでしょうか。お気に入りのニットに毛玉ができると本当に悲しくなりますよね。実は洋服ブラシを使ってブラッシングをしてあげることで、この毛玉の発生を防ぐことができるのです。毛玉は繊維と繊維が摩擦により絡まりあい固まることで発生します。着用している時、バッグや他の衣類との摩擦で、気づかないうちに少しずつ毛が絡まってしまっているのです。ブラッシングを行うことで、これらの毛の絡まりを解くことができるため、毛玉の発生を防止することができるのです。
毛玉は一度できるとカットすることになるので、たくさんできてカットしすぎてしまうと、繊維が痩せてしまいます。きれいな状態で長く愛用するためには、毛玉ができる前に対策することがとても重要です。
毛並みが整い表面にツヤが出る
洋服ブラシでのブラッシングには、毛並みを整える効果もあります。毛足の長いアイテムだとわかりやすいですが、毛足があまり目立たないアイテムでも、ブラッシングをすることで毛並みが整い、表面のツヤと光沢をキープすることができます。
洋服が長持ちする
こまめなブラッシングを行うことで、着用で発生する摩擦などのダメージを溜め込まず、きれいな状態を保つことができます。着用後に何もせずに放置していたニットと、着用後毎回ブラッシングをしてあげたニットとでは、毛玉の状態や表面の毛の流れや潰れ方などがかなり変わってきます。これは着用回数や期間が長くなるほど顕著になるため、お気に入りのニットはぜひブラッシングのケアを行い、きれいな状態を長く保てるようにしてあげたいですね。
洋服ブラシの種類と購入時の選び方
早速ですが、洋服のお手入れに必要なブラシの種類と、その選び方を見ていきましょう。見た目だと似たように見えるブラシが多いですが、実は毛の種類や用途など、細かく気にしていくと全く違ったりします。初めは何を購入したらいいかわからない方も、種類が判別できるようになれば、自分のアイテムにはどのようなブラシを選べばいいかがわかるようになりますよ。
ブラシの毛の種類の違い
洋服ブラシに使われている毛の種類がいくつかあることをご存知でしょうか。一般的には大きく分けて豚毛と馬毛があります。
豚毛のブラシの特徴
豚毛は毛質がしっかりとしていて固いことが特徴です。ハリとコシがあり、繊維の隙間に入りこんでくれるので、ウール地のコートやジャケットなど、目の詰まった繊維に向いています。
馬毛のブラシの特徴
馬毛はしなやかで柔らかい特徴を持っており、より優しくブラッシングできるため、カシミヤやアンゴラ、シルクなどのデリケートな素材に向いています。
ブラシのサイズや形で選ぶ
ブラシには大小さまざまなサイズがあります。自宅で使用する大きめのものから、外出先で使える小さなものまで、ブランドやメーカーによってもたくさんの種類があります。
ブラシのサイズ
コートやジャケット、大判のストールなどをブラッシングする場合は、大きい方がブラシをかける回数が少なくて済むため、大物のお手入れもするという方は大きめのブラシを選ぶと良いでしょう。特に大判のストールは意外にかける面積が本当に多いので、小さいブラシだと、満遍なくブラッシングをするのがとても大変だったりします。出張や外出先で使いたいという方は自宅用とは別に携帯できるサイズがあると便利かもしれません。
持ち手がついているかどうか
持ち手がついていると単純に持ちやすく、ブラッシングがしやすいという特徴があります。反対に、持ち手がないブラシは一見使いづらそうですが、ブラシ自体を持ってお手入れをするため手の力がダイレクトに伝わり、力加減の調整がしやすくなります。これは好みにもよるところもあるので、お好きな形を選んで問題ありません。
淡色用と濃色用は分けるとベター
衣類のカラーに合わせて、ブラシも数本持っているとさらに安心です。ブラッシングをする時には、どうしてもブラシの中に衣類の繊維がついてしまうため、黒いニットをブラッシングした後、同じブラシですぐに真っ白なニットをブラッシングすると、前にブラッシングした黒いニットの繊維が白いニットについてしまう恐れがあります。そのため、特に白や淡い色用を分けて持っているとベターです。私は白が好きで、つい白のニットやコートをよく購入してしまうので、白用だけは別のブラシを使っています。
レスキュー毛玉取りブラシ
ブラシを使ったお手入れで、ニットに毛玉ができにくくなるとお伝えしましたが、すでに毛玉ができてしまっている場合はどうでしょうか。毛羽立ち〜毛玉の一歩手前くらいまでは、丁寧にブラッシングをしてあげることで繊維の絡まりがほぐれて解消できる場合があります。ですが、完全に毛玉になってしまったときは、日常的なブラッシングでは対処できないため、毛玉取り専用のブラシというものがあります。気をつけてお手入れをしていても、ニットの裏側や目立たない場所などにうっかり毛玉ができてしまった時に、一本あると助かりますよ。
ムートンには専用ブラシがあると◎
毛皮の中でもくるくるとした特徴を持つムートン。コートやストール、ブーツなど、持っている方も多いのではないでしょうか。ムートン製品には、ムートン専用ブラシというものもあるので、ムートンのアイテムをお持ちの方は試してみてもいいかもしれません。
迷ったら手持ちの衣類の中で一番デリケートなものに合わせる
色々種類があるので、衣類ごとに分けて購入するのは大変だし、費用もかかる…という方も多いと思います。そこでおすすめなのは、お手持ちの衣類の中で一番デリケートなアイテム、素材に合わせたブラシを購入するという方法です。ウールのスーツが多いという方は豚毛のブラシ、一方ウール、カシミヤ、アンゴラなどのニットをメインに使用したい方は馬毛のブラシ、という感じです。
おすすめ洋服ブラシ7選!使用アイテムやシーンごとにご紹介
カシミヤ、シルクなどのデリケートな素材やニットにおすすめの馬毛ブラシ
ブラシの平野 洋服ブラシ カシミヤブナ
高級ブラシメーカー平野の洋服ブラシです。カシミヤなどのデリケートな素材にも安心の馬毛を使用しています。その特徴は伝統的な手植え製法です。一本一本職人が手で毛束を植え込んで行く手法で、機械植毛のブラシより耐久性があります。その分お値段は高くなりますが、長く使える一生物のブラシとして一本あるとどんなお洋服も安心してケアできます。
| 材質 | ビーチ |
| ブラシ | 馬毛 |
| 本体 | 約 28.5 cm |
GRAND IKEMOTO IKC3822 洋服ブラシ XL
GRAND IKEMOTOの大きめサイズがポイントのブラシです。大判のストールやコートをメインに使用されたいという方にはとてもおすすめです。実際ブラッシングをしている方は感じたことがあるかもしれませんが、大きいアイテムほど、ブラッシングをする面積が広く、小さいブラシではとても時間がかかります。このブラシは30cmとかなり大きめサイズなので、短い時間でブラッシングをすることができます。静電気防止繊維がプラスされているので、ブラッシング後に洋服にほこりが吸いつきにくくなるもの嬉しいポイントです。
| 材質 | 天然木 |
| ブラシ | 天然毛(白馬毛)+銅イオン含浸アクリル繊維 |
| 本体 | 約 30 cm |
| 重量 | 約220g |
一本あれば安心!万能タイプ
G.B.KENT ウール・カシミヤ対応 洋服ブラシ
イギリスの英国御用達ブランドであるKENT社のブラシです。1777年創業の伝統あるブランドで、品質はあのエリザベス女王に認められるほど。お値段は少し高めですが、やはりクオリティは本物です。細部のディティールのデザインもおしゃれなので、ケアをするのが楽しくなりますね。
黒豚毛と白豚毛の混合で柔らかい毛質の毛を使用しているため、ウールからカシミヤ、アンゴラなどのデリケートな素材まで幅広く対応できる万能タイプです。何本もブラシを用意するのが大変という方にはとてもおすすめです。本体が軽いので、たくさんブラッシングをしたい方には手が疲れにくく使いやすいブラシです。
| 材質 | チェリーウッド |
| ブラシ | 黒&白豚毛 約 27mm |
| 本体 | 約 28 × 5.4cm |
| 重量 | 約90g |
毛足が短い素材向け〜コート・ジャケット・スーツなど〜
G.B.KENT ウール用洋服ブラシ
先ほどご紹介したG.B.KENTの黒豚毛を使用したしっかりコシのある毛が特徴のブラシです。硬めの素材のブラッシングに適していて、ウールだけではなく、しっかりしたツイードや、スエード、ムートンのブラッシングまで対応できます。
| 材質 | チェリーウッド & サペリウッド |
| ブラシ | 黒豚毛 約 23mm |
| 本体 | 約 27 × 5.3cm |
| 重量 | 約110g |
KENT ケント 洋服ブラシ KNC-3623
こちらもKENTのブラシですが、日本の池本刷子工業とのライセンス契約の商品です。ブラシの製造技術のある池本刷子工業が製造しているブラシのため、日本製で品質も◎なのに、お値段も買いやすいお値段なところも嬉しいポイントです。静電気防止の銅イオン含浸アクリル繊維が使用されているので、静電気を抑えて洋服を傷めずにお手入れができます。
| 材質 | 天然木(チェリーウッド) |
| ブラシ | 天然毛(黒馬毛、豚毛)、銅イオン含浸アクリル繊維 |
| 本体 | 約 29 cm |
| 重量 | 約155g |
外出先や旅行の時もお手入れできる!携帯サイズの洋服ブラシ
宇野刷毛ブラシ製作所 洋服ブラシ ウールソフト 携帯用
携帯用の白馬毛ブラシです。ブラッシングの基本は着用したらその日のうちにブラッシングでケアをすることです。ですが、出張や旅行など、普段使いしているブラシを旅先まで持っていくのは荷物になり大変ですよね。そんな時にも携帯用のブラシを一つ持っているとカバンのポケットにも入れることができて、外出先でも気軽にお手入れができます。
毛玉ができてしまっても安心!毛玉取りブラシ
浅草アートブラシ 簡単毛玉取りブラシ「匠」
気をつけてブラッシングをしていても、毛玉ができてしまった!という場合におすすめなのが毛玉取り専用のブラシです。繊維の方向に沿ってなでるだけで、毛玉を取ることができ、生地を傷めることなく毛玉取りができます。繊細なカシミヤからウール、アクリルまで様々な素材に使用できるので、1本あると安心なアイテムですね。
まとめ
洋服ブラシはニットやコート、ストールまで、冬物のホームケアには大活躍するアイテムです。日々のケアを洋服ブラシで丁寧に行うことで、普段着ているニットやコートも毛並みが整い、とてもきれいに保つことができますよ。
これまでブラシでのケアをしたことがない、という方も、この機会にぜひ一つ洋服ブラシを用意して大切なお洋服をケアしてあげてみてはいかがでしょうか。


